夜に聴きたくなるJAZZ-Bill Evans #2
この記事は"夜に聴きたくなるJAZZ"と題した記事の第二弾となります。
第二弾といっても、またもやBill Evansのアルバムになるんですよね。
Bill Evansからのお別れの挨拶?
今回紹介するのはBill Evansの"I Will Say Goodbye"というアルバムです。
このアルバムは前回の記事で紹介した"Consecration"のアルバムと同じく、Bill Evansの晩年に収録されたものなんですね。
ただし、本作はConsecrationのように命を燃やすかのように演奏しているわけではなく、むしろしっとりと演奏しています。
このアルバムの一曲目はアルバムタイトルと同じ"I Will Say Goodbye"になっています。
どうもこの曲を聞くと、心が揺さぶられるような感じがするんですね。何かこう、寂しさというか、暖かさもありつつもそれがどこかへ行ってしまうような感覚ですね。
もしかしたら、もうそこにはすでにいないのかも...そんな感じもします。
アルバムジャケットも、車がどこか遠くへ行ってしまうかのようなイラストになっていますね。
実際、Bill Evans晩年の作品ということもあり、Bill Evansからのお別れの言葉のようなそんな感じのタイトルになっているのかもしれませんね。
この曲の次の曲は"Dolphin Dance"になっています。
村上春樹作品をかじり始めた私にとっては、"Dolphin"という単語だけでおっとなるのですが、"I Will Say Goodbye"を聞いた後にこの曲を聞くと、そうそう、これもBill Evansの魅力なんだよなって感じの軽快で楽しげな世界に浸ることができますね。
そして、3曲目の"Seascape"でまたしっとりとした感じになります。
どれだけ心を揺さぶれば気が済むんだろう...
これもBill Evansの魅力ですね。
グラミー賞受賞・Bill Evans作品の名作中の名作
このアルバムは全体を通して静寂の中に情熱があるような曲で構成されています。
しっとりとともに陽気な曲を楽しめるこのアルバムは、Bill Evansのアルバムの中でも頭一つ抜けた名作といってもいいのではないでしょうか。
ちなみに、このアルバムはグラミー賞を受賞しています。
やはり、いいアルバムだと評価されたものだったんですネ。
家でもアリ、でもBarもいいかも
Barなんかで聞いてみたいなぁって思います。。。
レコードで聞くことができたら最高でしょうなぁ...
このアルバムはAmazon Prime特典になっているので、Prime会員の方は是非聞いてみてくださいね。
Bill Evans作品にこれから触れてみるという方や、Bill Evansは知っているけどこの作品はまだ聞いてなかったという方にもオススメです。