幻想的な音楽に心を惹かれて-ichika
最近、好き好んで聞いているJAZZとともに、世間の流行を追ってみようと思いインターネットで検索していたところ、心惹かれる音楽と出会ったのでここで紹介をば。
もう少し早く出会っていればなぁと思うような音楽がそこにはあったのです。
forn - ichika
このアルバムを最初に聞いた時は、思わず鳥肌がたちました。
というのも、まずはその世界観と音がなんともノスタルジックで幻想的なものなのです。
2016年からInstagramやTwitterなどにギター演奏動画を投稿し、美しい楽曲と華麗なテクニック、独創的なサウンドによって世界中の音楽ファンの注目を集めているギタリスト
とあるように、ichikaさんはギターやベースの演奏によってその音楽を作り上げています。
個人的にすごいと思うのは、エレキギターによって作り上げられるその音楽の美しさです。
エレキギターといえば、オーバードライブやディストーションをかけて歪ませたRockのイメージが強いような感じがしますが、ichikaさんのエレキギターの演奏はクリーンな音によるとても綺麗で奥深い音楽になっています。
まるでアコースティックギターかのような音ではありますが、これはこれでエレキギターでしか奏でることの難しい絶妙な音になっているのです。(マニアックな話ですみません)
fornのアルバムの中では、2曲目の"flowers"や3曲目の"a bell is not a bell"で特にその特徴的な音を楽しむことができると思います。
元々はピアノをやっていたというichikaさんですが、一番最初にハマったのはBill Evansとのこと。
Bill Evansですと?私が大好きなJAZZピアニストではないですか!!!
そう考えると、3曲目の"a bell is not a bell"というタイトルは、Bill Evansのアルバム"I Will Say Goodbye"の9曲目"A House Is Not a Home"から連想されたものなのかなと勝手に思ったりします。
ichikaのすごいところ
プロミュージシャンでもない私がここがすごい!というのもヘンな話ですが、まずはInstagramに投稿されているこの映像を見てもらうのがわかりやすいと思います。
普通、エレキギターを弾くときにはピックを使うのがスタンダードとなっています。ところが、映像を見てわかるように、ピックは一切使われていません。
また、弦を弾くだけではなく、右手と左手の両方で弦をタップすることで音を出していますね。
fornのアルバムを聞いたときは、なにこれすごい!と思ったわけですが、実際に演奏しているところを見ると、なにこれすごい...と改めて思いました(小並感)
アコースティックギターでこのような演奏をするアーティストといえば、押尾コータローがいますが、またそれとは違った音の感じや使い方ですね。
2人とも1人で演奏しているとは思えないほどに音がリッチで独特の世界観に浸ることができます。
ちなみに、押尾コータローのアルバムでオススメなのは"COLOR of LIFE"です。
ichikaと押尾コータローの両方を聞き比べるのもおもしろいですね。
是非チェックしてみてください。